ニセモノ彼女


頬っぺたにキスを落とした。

「まだ、口にする勇気も覚悟もないから……。」

言い訳をするようにそう言った仁君。

別に私、何も責めたりしてないよ⁇
っていうか、返す言葉が見つけられないよ。

「……悪りぃ、変なこと言ったな。
もうそろそろチャイム鳴るぞ。

教室に戻った方がいい。」

仁君がそう言って、立ち上がった。