家に帰って、今日は勉強をしていた。 プルルルループルルルルー 携帯が震えて、私は携帯の方を見た。 翔太君からだ。 「もしもし⁇」 『あー……、花音⁇今から、少し 話せる⁇』 「話せるけど、どうかしたの⁇」 『俺、今 花音の家の前に来てるんだよね。 出てきてくれない⁇』 「……えっ⁇分かった。」 私は、慌てて 携帯を耳に当てたまま 置いてあったお母さんのサンダルを履いて、玄関に出た。