「ねーねー、そろそろ 花火始まるから……見やすい場所行こっか。」 「うん。」 しばらく歩いてから急に翔太君が立ち止まったから 翔太君の肩にぶつかっちゃった。 「……ごめん。」 すぐに謝った。 「いや、俺の方こそ 急に立ち止まってごめん。 あのさ……俺が見やすいと思ってる場所でいいの⁇ 寺岡の方が穴場知ってるかもしれないなって思ってさ。」