国語の時間が終わってから、私は綾の席に行った。 「この前は、ごめん。 私が悪かったんだと思う……私にとって 初めての彼氏が翔太君で どういう風に接して行ったらいいのかもよく分かんなくて、綾より優先してしまったけど 私にとっては綾も翔太君も同じくらいに大切な人なんだよ。 だから……仲直りしてほしい。」 綾はポカンーと口を開けている。 開いていた口が閉じたと思えば、 「私は許す気ない、けど 仲直りならしてあげる。」