檸檬色




なんとなく目線を合わせずらくて
今度は私がテレビに視線を向ける



「ん~なんか、
私がちゃんと好きかどうか
彼がわからなくなっちゃったって」




「…好きだったの?」




「わかんないんだよね
でも、フラれたとき泣いた
彼本当に優しくて
なのに私、申し訳ないことしたなって
だから、彼と離れて悲しいとかで泣いたんじゃないと思う」