檸檬色






そのあとも祐兄ちゃんの大学の話とか
空斗くんのバイト先の店長の話とか

夏稀の留学の話
いろんな話をした


「ごめん、うち8時から
ちょっと用事あるんだった!
祐さんおじゃましました」


もう夜の7時を回ってた



「そっか!夏稀またね~」

「またおいで」


夏稀がじゃあね~と玄関を出ていこうとする


「夏稀ちゃん!
…もう暗いし、送るわ!」



突然の空斗くんの大きい声