檸檬色




エレベーターに乗る


シーンとした空間


ちょっと緊張する





「詩乃、ごめんな
俺知ってたんだ」



「え?」



「でも、全部含めて
詩乃のことすげぇ大事だよ」



相変わらず
私の体は熱くなる



「祐兄ちゃん」




「ん?」




「私、祐兄ちゃんに
ずっと守ってもらってるよ
ありがとう」