檸檬色





【夏稀side】



「あ!善太きた!」


嬉しそうに言って、千尋が走っていく


「じゃあ、またね~詩乃、夏稀
夏休み中暇なときLINEして!」



「ばいば~~い!」

「はーい!じゃーねー」


車の窓がウィーンと開いて、善太さんが顔を出す

少しいかつい顔
でもダンディーでかっこいい!
千尋とお似合い!


「詩乃ちゃん、夏稀ちゃん
ありがとね~~!」


いかつい顔を緩ませる善太さん


「「こちらこそ~~!」」




そして、車はブーンと去っていった