檸檬色




「……これ、夢じゃないよな」



ぎゅっと強く抱き締められる



ドッと速くなる心臓



「やっと…触れられる」



祐兄ちゃんの言葉に
止まりそうだった涙がまた溢れた



「…好きだ」