檸檬色



「俺、自分勝手でごめん」



さっぱり掴めない祐兄ちゃんの言葉に

戸惑いながら、じっと青い空を見る







「好きだよ」





サーっと
少し強い風が私の顔を撫でた



祐兄ちゃんの言葉が

深く響く