―――兄ちゃん!――― ―――どうした?――― ―――なんでもなーい!――― ―――なんだそれ!――― 「‥‥しーちゃん! 起きなさい!!!!」 んん‥‥? ゆっくり目を開けると お母さんの顔 「はい、お粥! ちょっとは食べないと良くならないわよ」 あ、おいしそう ガンガンと脈を打つように痛い頭を 持ち上げる