檸檬色



【祐side】


弱い力で俺の手を掴んで止める


本当に…勘弁してほしい

正直、自分のベットに詩乃が寝てることだけでも爆発しそうなのに


…ちゃんと、コップ間違えないように見とくべきだった



「…寒い」


「さ、寒い?
じゃあタオルケットもってくるから…」


ソファーに、おいてるタオルケット



「…ここにいて」


ドクンと心臓が大きく音をたてる