檸檬色




「詩乃?起きてる?」


「帰りたくない」


祐兄ちゃんと一緒にいたい


半端ないな、アルコール
言うつもり無いことでも口から出ちゃうし



「………酔ってるね、詩乃」



そう言うと、私をゆっくり抱き上げた


「……え」

「…じっとしてて」


そして隣の部屋のベットに寝かせた