檸檬色




夏稀も
空斗くんのこと、好きなはず…



ボーッと考えながら
グラスを手に取り グッと飲んだ



「ちょっ、詩乃!」


バッと祐兄ちゃんがコップを取り上げる


あ…もしかして……


「間違えた…」

祐兄ちゃんのコップとまちがえ
チューハイを…


「ほら!ボーッとしてるから!」


「ご、ごめん」


空斗くんはケラケラ笑ってる