また

ぶわっと体が熱くなる



「…俺って、詩乃になんか
嫌なことしたり

……してないよね」




「え…?」



控えめに
コップに視線を向けたまま聞かれた



「いや…なんか
思い込みかもしれないけど

……ちょっとね
俺のこと避けてるかなって」