檸檬色





眠い、、、


駅から家までは徒歩で10分

もう8時を回ってて薄暗かった



「涼しいな~」



ボーッと歩いてると後ろからバイクの音と光が近づいてくる



そして目の前で止まった





「え」



「詩乃!久しぶり」



「兄ちゃん!」



目の前にいたのは従兄弟の祐(ゆう)兄ちゃんだった
お正月以来会ってなかった


「久しぶり~」

「なんか、詩乃 背伸びた?」


祐兄ちゃんの手が私の頭の上にのる


昔から不思議だけど
祐兄ちゃんと話してたら体が熱くなる


ほら、今も
さっきまで涼しかったのに