檸檬色




スーっと体温がさがる気がする



「はぁ」


「水、ちょうだい」



振り返ると、祐兄ちゃんが起き上がって
ぐーっと背伸びをしていた


「あ…起きたんだ」


「ん」


立ち上がって祐兄ちゃんもキッチンに来る



私が使ったコップに
なにも考えてなさそうに水を注いで飲んだ