「宿題、全然終わる気配しないの!
お願いだから手伝ってえええ
そうじゃないと、
婆ちゃんの家行けない!
どうせ、今年も
もう終わってるんでしょ!?」



私の部屋の机に
バサッとプリントやノートを広げる



毎年
彩未の宿題を手伝うはめになる




「また~?
ほんとにもう…」



「アイスおごるからさ!お願い!」




しぶしぶ座ってシャーペンを握る




「ありがとう!!お姉ちゃん!!!」



その日は二人で徹夜をした

まだ夏休み終わるまで余裕あるけど
彩未は、私がいつも早く終らせるから不安になるみたい

彩未は割りと心配性