檸檬色




【祐side】


全然進まない…

やっぱり道混んでたな

もうちょっとはやく帰した方がよかった



「詩乃、クーラー寒くない?」


「……」


「…詩乃?」



助手席に目をやるとスースーと
詩乃は寝息を立てていた



「寝てる…」



まぁそうだよな
もう23時過ぎだし