檸檬色




「え?」


「浴衣!似合ってる」


ドーンと花火の明かりで
祐兄ちゃんの顔が照らされる

ドキッと胸が跳ね上がった



「あ、ありがとう」


え?
ドキッて……



「祐兄ちゃんも似合ってるよ」


「…おう」



おかしい


「熱い!」



祐兄ちゃんからうちわを奪って
扇いだ