檸檬色



「 詩乃、助手席乗って」


祐兄ちゃん、浴衣着てる


あ、善太さんも空斗くんも




「あ、うん!」



「後ろ四人も乗ったら捕まるよね?
空斗しゃがめ!
隠れて乗れ!」



「え~俺!?」




空斗くんは結局足元にしゃがむ


みんなで笑いながら
花火がよく見える港に向かった


出店もいっぱいでてる