「できそうだけどな~」



「できない!
ってもう8時だから、送るよ」



「あ…もう暗いね」




いつもみたいに祐兄ちゃんの車に乗る

ドリカム、なんとなく歌詞覚えてきたな~



「……え?」


私の家が見えてくる

のと同時に

見覚えのある影も目に飛び込む



「詩乃、誰かいるよ」



あれって………



「詩乃?」