それから
私は最上と全く会わなくなった。
喧嘩をすることもなくなった。
ま、テスト期間だしな。
「あら、三原じゃない。
いー気味。
あの掲示板に私たちの傷だらけの写真を貼ったかいがあったわ。
あんた、なかなか物分かりいいじゃない」
「……。」
「おかげで毎日かなとさまと話せるし♡
私をバカにすると、
こういう目に合うのよガキ。
覚えときなさい。」
「最上と仲良くしてくれるのは
こっちからも嬉しいことだけどね、
仲間を傷つけて利用するなんてこと
二度とするな!!
次やったら女子だろうと潰す。」
「……っ!!
いいわよ!
私にはかなと様がいれば
何もいらないの!
仲間なんてのもいらないの!
やってみなさいよ。
あんた確実に悪者よ?」
パシンッッッ!!!
「お前はクズだっっ!!!」