「み…三原さん……」



「なっ!?どうしたんだよ新庄!」



「最上と付き合ってるって
ほんとごすか?……」



「………は?」



「ほんとごすか!?」




「何言ってんだ新庄!!

あいつは女獅子の天敵だぞ!!

しかもあんな腹黒俺様クソボケバカ、

死んでもごめんだっ!!!」


「ほんとごすか?」


「ほんと!

もう嫌いすぎてハゲあがるから!」



「でも、三原さん……


今、獅子高で番長が急増してるごす。」




「え?」




「女獅子の立場を色んな女子が

狙ってるごす!!

最上と仲良くなるためにごす!」



「ま、マジか……。


そんなのならなくても
最上なんていくらでもやるのに…。」



「死んでも三原さんは俺が守るごす!

でも、一応気をつけてほしいごす…

女の嫉妬は怖いごす。」


「え?

もうなんかあったのか?」


「へぇ…実は、

朝一からこの教室に100人くらい

女が押しかけてきたごす…。」




ひ、


ひええぇぇえぇぇ……