梅雨少年、晴少年。


「紺野君…?!」


そこには紺野君がいた。

…何で!?


目の前にいる私の憧れの対象は、確実にこっちを見ている。

…だから何で?!


「斎藤さん!」

私の名前知ってたの!?


「今日は斎藤さんに言いたいことがあって」

「はい…」

「その…前から気になってたんだ、斎藤さんのこと」