クラス替えの結果が気になりながら、友達の蘭が家にくるのを待っていた。 蘭とは1年の時に同じクラスで、2年も一緒になれたらいいな。なんて思っていた。 一緒に行ったのに、違うクラスだったらどうしようとか、同じだったら嬉しすぎるなぁとかいろんなことが頭の中で交差されていた。 「ごめん遅刻した」 蘭が寝癖と着崩した制服姿で走ってきた。 「大丈夫大丈夫、早く行こう!」 私達は坂道を走り出した。