さて、最後の制服を着ようじゃないか
これで人生最後の制服
通学路
これからあと1年ちょっとみんなは通える
でも、あたしには……
そう思うと必死に我慢していた涙が溢れ出そうになった
泣いてる暇はないのに
泣きたくないのに
自然と溢れ出るたくさんの涙が頬をつたう
こんな顔で学校に行けないし
でも、涙は止まることを知らない
止めようとすればするほどどんどん溢れてくる
「ぅっ………死にたくない。
ずっとここにいたい
みんなと笑ってふざけていたいのに」
あたしは静かにそう本音を漏らす
今まで誰にも言わず胸の中にしまっていた
あたしの本当の本音。
本当の気持ち
でも、手術を断ったのは自分なんだ
だから今更なんだ
強がりすぎたんだ
「学校……行かなきゃ」
あたしは涙を拭い立ち上がった
そして、最後の通学路をゆっくり色んな思い出を思い出しながら歩いていた
入学式の日のこと
朝起きて支度が終わる頃にはみんな揃っていて
朝から尚のテンションで龍と圭がキレた事
そして、龍と圭のくだらないケンカ
陵や唯織が興味ないよーに無口だったり
陵は穏やかにみんなを見守っていた
そんな光景を今でもちゃんと覚えてる
懐かしいよ
みんなで毎日歩いていたこの道
唯織が裏切った事で唯織がかけて登校した日
そんな日までも懐かしい


