参獣龍


瑠璃は転校して来た俺に眩しい笑顔を向けて話しかけてくれた




まさか、愛菜が頼んでいたなんてな



愛菜が息を引き取った後瑠璃は話してくれた




『陣はきっと愛菜が嫌いだったでしょ?
でもね、愛菜は最後の最後まで話さなかったけど、本当はね陣の事大好きで大切に思ってたよ。自分はもう出られない世界にいる兄を助けてほしいって』




そう聞いた時、俺は泣いた




情ねーけど、瑠璃の前で声を上げて泣いたんだ




でも、瑠璃は涙1つ




いや、表情変えずにただただ立っていた





その姿が何処か怖かった…