それからはたくさん検査を受けた。
でもこれと言って異常はなかったあのこと以外。
奏さんは私が唯織意外に話していないことを知ってるから
その話は出さないでくれた
「奏さん、ありがとうね。」
「なんのことかさっぱり。」
うん、こう言ってくれると思ってたよ。
だって奏さんだもん。
他の人とは違う。
きっと奏さんも昔は"こっち"の人だったと思う
あくまでも私の予想だけど
「瑠璃、いい仲間じゃん。」
「でしょ。だから大切なの。
悲しませたくないの。
みんな、幼馴染で爆獣は私が作ったの
でもね、私のせいでみんな変わっちゃったの」
私は無意識にそう話しながら
窓の外を眺めていた。
だから、奏さんが私にどんな目でどんな顔で
見ているのかは分からない。
でも、
確かにこう言って出て行った。
「あと1年だ」


