でも、私が抱きしめ返す事は出来なかった
「ねぇ、瑠璃
あなたはもう十分傷ついたし
たくさんの犠牲を捨てた
それは、あなたの優しさ
だからね、もう私達の為に
って、そんな頑張りいらないよ?
あなたにはやらないといけない試練が
あるんじゃない?」
そうふわり笑う愛結
この笑顔が私は大好きだった。
「瑠璃菜、俺はお前が傷つく所
これ以上見たくねーんだよ
だから、これからはお前自身の為に
生きてくれよ。
あとは、愛結と同じ
やらないといけない試練に
取り組め」
そう言って2人似た笑顔を向けられた。
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