参獣龍


瑠璃が俺にさえ話さなかった





ほんとの事実を知りたかった。




何をしようとしてるのか知りたかったんだ。




「瑠璃は、俺の為に自分が犠牲になったんだよ。」

「……えっ?」




突然発した唯織の言葉にすぐに理解できなかった。




どーゆう事だよ。



犠牲になったって。




そこから唯織から発せられる言葉は




本当に残酷なもので悲惨なものだった。





唯織の秘密も瑠璃の事も全部話す唯織。




こいつも瑠璃も


「大バカ者だな。」


「はっ?」



「んで、俺にだけでも話さねーんだよ」



「お前の方こそ大バカ者だ。
この立場に立ってねー奴が
何言ってんだよ。
簡単に話せると思うか?
ふざけんのもいい加減にしろ。」



そう発する唯織の声は


今までに聞いた事がねーくらい



低い声だった。