「唯織、はよ。」


いつも、教室に入ると決まって俺にあいさつしてくれる尚。




でも、今日は様子がおかしい。



ま、それも仕方ねーよな。




瑠璃に裏切られたと思ってんだから。



「あぁ。」


それだけ言って俺は席に座った。




全員にどう説明すっかな。



あいつ等絶対誤解してるから



龍以外の奴等・・・。




「唯織」




「咲良、どーした」



前の席に座って声をかけて来たのは




瑠璃の次に許す女咲良だった



咲良は瑠璃も唯一心許した奴だ



だから、俺らも信用はしてる

圭と尚以外だけど