-唯織side-



それは突然だった。


『唯織、お前もう必要ねー。』




突然陣から告げられた意味不明な発言。





だけど、少しして理解した。



=瑠璃が犠牲になった。




俺を解放するために自ら犠牲になった。




考えれば簡単な事。




昔からあいつを見てきたから。




そして、さっきのあの会話で確信したんだ。





それに、瑠璃は俺が守る。




例え、瑠璃がみんなを裏切ったと言うことになっていたとしても




俺がちゃんと戻って来れるようにしてやる。