「瑠璃、謝んなくていい。
 俺はお前が殺したと思ってない。
 今、こうして真相を聞けてホンとに良かった。
 ありがとな」




そう言って頭を撫でながら
 



笑って見せた




もしかしたら、瑠璃はただの爆獣の創立者だけで良かったのかも知れない






瑠璃をトップにしなければ




こんな結果になっていなかったのかも知れない




こんな目にあわせなくて済んだのかも知れない




「龍・・・。」



そう言って俺に抱き着いてくる瑠璃は



やっぱり普通の女の子だった