参獣龍



「瑠璃、ずっと黙っていたのか?
 俺がずっと探してるのを知ってて」





「何度も、何度も話そうとした
 愛結と奏多に会いに行く度
 私が来ても喜んでくれる
 でも、一番来てほしいのは龍なのにって
 いつもいつも思う」




だけどね



だけど、私は汚い



自分の事でいっぱいいっぱいで



「話す勇気がなかった。」




話す勇気が私になかったんだ



まだ、中学生だった私達



言い訳はしない


でも、あの時はあの現実を受け止められなかった