そしてアゴは私を再び拘束した。カメラは机に設置していた

「さいってい!!」

私は怒気に溢れた目でアゴを真っ直ぐに見た

アゴは少し視線をそらしたが、再びこちらを見た

そして、にやりと笑った

なん、なのよ…?!
今度はいったい何をしようと.…?!嫌な予感がしてたまらない

するとアゴは自分の席に戻り、筆箱からボールペンを取り出した

そしてこちらに戻ってくる
しゃがみこんでニヤリと笑った

「…まさか!」

そのまさかだった

あいつはボールペンの尻を私のマンゴーに突っ込み、かき混ぜたのだ

「やっいだっいたいいたい!」

ちんげにやられたのよりはマシだったが、残骸を潰していくこいつは殺人鬼のようなイカれた目をしていた

「いっだあぁあぁあー!!!」

でも泣き叫ぶうち、だんだん痛みがなくなってきた

「おら?痛くなくなってきただろ?」

「…しね」
暴言を吐くと、アゴはボールペンを深くまで押しやった
全部入ってしまっているような状態

「…ぁううううううっ!」


ぐちょぐちゅっ


「おら、きもちーんだろ?素直に言えよ」


えっ…
き、きも…








いわっ!

「だ、だまれ!アゴ!」

アゴは目をぱちくりさせた

「え?おれってアゴッて呼ばれてんの?」

「…っ!」

しまった!また怒らせてしまった

「ふーん…
あーそう…
そんなにアゴ使って欲しいんだ??」

え?!は?怒って…ないけど、これって…ま、まさか