モデルのお仕事をはじめてから今まで、圭がいないということはなかったから緊張したし、不安だったけど、なんとか今日のお仕事が終わった。





お仕事終わり、帝くんは用事があると言って先に車を降りた。





そしてわたしの家に向かっているとき、副社長さんにスケジュール変更の連絡が入った。





変更となったスケジュールは時間的にお家には帰らず、少し事務所で休んでから出発することになった。





圭にそのことを伝えるとショックを受けたあと、ぷんぷん怒っていたけど帝くんがいないことを伝えると渋々帰れないことに納得してくれた。





帝くんには副社長さんがスケジュール変更のことは連絡すると言っていたけど無事伝わったかな?






「玲蘭、やっぱり眠れなさそうかー?目を閉じるだけでも脳は休まるって言うし、目をつぶるだけ瞑ってみなよ。」





副社長さんが様子を見にきてくれたよう。






「は、はい!そうします…!」






ーーーー……。





「…んっ…?…んん?」






目を覚ますと伸ばした腕になにかに当たった。








「わ…びっくり!!!えっ…帝くん?なんでここに?」






目を覚ますと目の前に帝くんがいた。






「…んん…。」







わたしの腕が当たったからか、もぞもぞ動いて起きるかと思いきや…。






「っ…!?」





帝くんの腕が私の腰に回った。






「ちょっ……み、帝くん起きて〜。」





「……んん…。」





ゆさゆさと揺さぶるも帝くんは起きず。