今日は学校を休んでお姉ちゃんの撮影に同行中。





僕がいないところであいつなんかと仲良くなったりなんか絶対させない。






「いいね！レイカちゃん〜！はい、ウインクしてみようか。」





うわあ！お姉ちゃんやばああ！！





その格好でそのウインクは…破壊力えぐすぎ。






あっ…いけないいけない。ついお姉ちゃんに釘付けになってたけどあいつのことも監視しないと…。





チラリ。





横目で見ると、あいつもお姉ちゃんにずっと視線を向けている。





あぁもうやだ！そんなに見るな！！






僕だけのお姉ちゃんなのに！





簡単に想像つくけど、どうせあいつは玲蘭みたいな天使系女子に関わったことがなくて物珍しいんでしょ。





今まで以上に僕がお姉ちゃんを独り占めしなきゃ…。





「んーいいね、レイカ。次は髪をかきげてみて〜。…
…うん、そしたら少し肩紐ずらしてみよう。」






ッぎゃああ！お姉ちゃんっ！それはエロい！！






めっちゃキスしたい〜。





理性と戦っているうちに撮影が終わり、同時にお姉ちゃんに駆け寄る。






「お姉ちゃ〜んお疲れさま！今まで以上にお姉ちゃんにドキドキしたぁ！」





「え、ほんとー？」






「うんっ！ずっとお姉ちゃんにこうしたかった！」






ぎゅーっと抱きしめる。






「あははっ。圭は可愛いね、よしよし。」





ふふっ。お姉ちゃんに頭をなでなでしてもらうの大好き〜。






「チッ…じゃま。暑苦しい。はい、これパーカー。」






はんっ…冷ややかな目線を僕に向けているけど、そんなんで僕が怯むとでも？





「あっ帝くん、ありがと！」






やっぱりお姉ちゃんが他の男の名前呼ぶのめちゃくちゃ嫌！





「お姉ちゃん！早く着替えて早く帰ろ！」