玲蘭たちを乗せ、副社長が車を出発させた。
疲れたな…。
あんま寝る時間なさそうだけど…。とりあえず少しでも寝よ。
…と思って、1時間くらいベッドに寝転んでいたけどなんだか目が冴えて眠れない。
はあー。もう寝ないでいっか。
どうせなら玲蘭がでてる雑誌でも読んで情報入れとくか。
玲蘭のこと、マネージャーとしてまだまだ知らないことばっかだし。
俺の部屋がある2階から降りて、1階の事務所に行く。
「…これか。」
初めてレイカが雑誌に載ったものから、最新の雑誌まで置いてある。
「ふーん。」
パラパラとめくっていく。
…このレイカから、あの玲蘭は誰も想像できねぇな。ギャップがありすぎ。
写真やら、インタビューの内容やらを見ていると、玲蘭を迎えにいく1時間前になっていた。
「ん〜眠くなってきた。車ん中で少し寝よ。」
副社長が運転手だから、着くまで俺は寝てても大丈夫だし。

