「じゃあ冗談はここまでにしといて、とりあえず試用って感じでもいいらしいから俺にレイカのマネージャーまかせてよ。」
「でも……わたし1人で決めていいことじゃないと思いますし…。」
「レイカの親にはまだ相談してねえけど、おそらく大丈夫だろうって親父が言ってたし、副社長も送迎とかは継続するって言うから、別にいいじゃん。俺の1番の目的は少しの間金を貰いたくてやるだけだから、長く続けるつもりねえし。」
ううーん…それならいいのかなあ?
この人口が上手そうだし、どれだけ渋っても時間を削るだけな気がしてきた。
「わ、かりました…。マネージャーさん、短い間になりますがよろしくお願いします。」
「おっけー!状況をしっかり判断できるみたいで安心した。そうだ、連絡先交換しよ。はい、QR読み取って。」
「あぁ…はい。」
「おっけー、通知きた。…登録がひらがなか〜。レイカって漢字どう書くの。」
「え、なんでですか?」
「連絡先にれいかって女すでに何人かいるから漢字じゃないと混ざる。」
そんなにありふれた名前じゃないと思うけど、そんなに女の子の知り合いがいるなんてすごいな…。
「はい…えと、まずレイはへんが王様の王でつくりが命令の令!それでカがくさかんむりに門書いて、東!で玲蘭です。」
「さっき敬語なしって言ったじゃん」
「あっはい…じゃなくて、わかっ…た?」
「へえーこれであってる?」
「はい…ではなくて…う、ん。」
「これで玲蘭って読むんだ、レイランって言われそう。」
「たしかに。中華料理屋さんみたいだよね。」
「ぶはっ!っくくく!」
「み、帝…くん?なんで笑って?」
「おもしろ〜。てか、君ずけなの?呼び捨てでいいんだけど。」
ええっ。それは緊張するよ。
圭じゃない男の人を呼び捨てで呼んだことないもん。
「も、もう少し仲良くなったら…?」
「ふーん、そっか。そんで、次はスケジュールのことなんだけど。今度水着撮影はあるの知ってんでしょ?」
「う…うん!」
「玲蘭のファン層は男女比で言うと、女性のが多くなってて、ちょっとグラビア路線増やせれば男性もいい感じに入ってきてくれるだろうから、そうしていきたいわけ。」

