「くくっ…そんなに身構えなくても。女に困ってないから安心して。」
それならよかった…のかな?
「ねえレイカって漢字どう書くの。」
「え、なんでですか?」
「連絡登録したいけど、れいかって女すでに何人かいるから混ざる。」
「あぁ、なるほど。えと、まずレイが左側が王様の王で右が命令の令!それでカがくさかんむりに門書いて、東!で玲蘭です。」
「つーか敬語なしって言ってるじゃん。」
「あっそっか…。」
「これで玲蘭って読むんだ、レイランって言われそう。」
「あははっよく言われる!中華料理屋さんみたいだよね!」
「ぶはっ、なにそれっ!」
「み、帝くん。笑いすぎだよ!」
「え、君ずけなの?呼び捨てでいいんだけど。」
圭じゃない男の人を呼び捨てで呼んだことないし…。
「も、もう少し仲良くなったら…?」
「ふーん。で、次はスケジュールのことなんだけど。今度水着撮影はあるの知ってんでしょ?」
「あっ、うっ…うん!」
「玲蘭のファン層は男女比で言うと、女性のが多くなってて、ちょっとグラビア路線増やせれば男性もいい感じに入ってきてくれるだろうから、そうしていきたいわけ。」

