なんと事務所に呼ばれたのは、わたしのマネージャーをつけるという話だった。





そしていま、そのマネージャーさんに腕をひっぱられ圭と離れて離れに。






「はぁ。まじめんどくさ。」






「えっ、あっ…ご、ごめんなさい。あの、今からでも遅くないの思うのですが…その…えっと…マネージャーはやっぱり…。」





うう、怖いよおお…。





「えー意外。めちゃくちゃずばずば言いそうな顔してんのにびびってんの?おもしろ。」






「わ、笑わないでください。」






「だって面白いじゃん。あ、そういうキャラ?」





急に顔を覗き込むように近づけてきた。






「ゔああ!ち、近いです!!!」






「あははっ、まじで本物のうぶ?」






あ、この人笑うとそこまで怖くない?






「次はなに?俺の顔じっとみて。」






「あっ…いやっ…その、笑ってるといいなって…。」






「……へぇ〜。そう言うこと言っちゃうんだ。男のこと分かってないね。」






「えっ?」





「この件、俺が望んだわけじゃないって言ったけど、正直あんたが少し気になってて引き受けた。」






「は、はあ…?そうですか…。」






「どんくらい見た目がいいのか気になってた。だけどあんたの人気は見た目だけじゃないって理由がなんとなく分かる気がする。」