『穂花ちゃん、顔オレンジだよ。』 今。声が聞こえた…。 小さい男の子の。 あ、あぁ…思い出した。 あの時か… なんでもっとおぼえださなかったの。 「思い出した…颯太ぁ…私っ。」 私は目から雫がとまらなかった。 目の前にいる人の存在に。 あの頃…ちゃんと覚えてた彼。 「ったく、おせェよ。」 ニカッと笑う彼。 もう、私の視界には彼しか入らなかった。 もしかしたら泣いてる私をクラスにいる人が見てるかもしれない。 でも、どうでもいい。 颯太しか今は目に入らないから