「眺めてばっかいないで、話し掛けてみたら?副社長ったら、ストーカーみたぁ~い♪」
ふざけた顔してヒョイと顔を覗いてやると、左手でグイと引き戻された。
「俺はお前と違って、もっと時間をかけてだな…」
「そんな呑気な事言ってると、直ぐに持ってかれちゃうよ~?」
「えっ?」
意味深な顔をして言ってやると、直ぐに不安な顔を見せる翔ちゃん。
面白いからもうちょっと遊んでやろう。
「気になるぅ~?」
「うぜえ、早く教えろ!」
「しょうがないなぁー。なんかね、美希可愛いからさ、社内のオトコが誘ったりしてんだけど、ぜんっぜん靡かないんだって!
噂では社内に好きな人が居るとか…って聞いてる?翔ちゃん。」
好きな人。
と聞いて思い浮かべたのはきっとあの男だろうな。
「やっぱりあれかなぁ~。あの隣の席の海崎 涼って奴。あの二人いっつも仲良さそうだし。」
多分翔ちゃんも分かってたはず。
美希をずっと見て来たなら尚更。
いつも隣で笑うあの男の存在は気付いてたんだろう。
翔ちゃんの顔を見て、ちょっとイジメ過ぎたかなーと、少し反省した。
・
・
・
「高橋さん、お疲れ様。」
・
長い廊下の先で、翔ちゃんが美希に初めて声をかけた。
トイレから出てたまたま見かけた二人。
翔ちゃんのカッコつけた表情に、思わず噴き出して柱の陰に隠れた俺。
こちらに向かって歩いて来てる翔ちゃんをチラリと覗く。
手で口を覆い、ニヤケを頑張って隠してんだけど、垂れた眉が嬉しいって叫んでるし。
一言声かけただけじゃん(笑)
乙女かよ!
と、あとで爆笑しながら突っ込んでやると、思いっきり頭、はたかれた。
だけどその後、ニヤニヤしながらあーだったこーだったと、聞きたくもねぇ話を延々された。
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ふざけた顔してヒョイと顔を覗いてやると、左手でグイと引き戻された。
「俺はお前と違って、もっと時間をかけてだな…」
「そんな呑気な事言ってると、直ぐに持ってかれちゃうよ~?」
「えっ?」
意味深な顔をして言ってやると、直ぐに不安な顔を見せる翔ちゃん。
面白いからもうちょっと遊んでやろう。
「気になるぅ~?」
「うぜえ、早く教えろ!」
「しょうがないなぁー。なんかね、美希可愛いからさ、社内のオトコが誘ったりしてんだけど、ぜんっぜん靡かないんだって!
噂では社内に好きな人が居るとか…って聞いてる?翔ちゃん。」
好きな人。
と聞いて思い浮かべたのはきっとあの男だろうな。
「やっぱりあれかなぁ~。あの隣の席の海崎 涼って奴。あの二人いっつも仲良さそうだし。」
多分翔ちゃんも分かってたはず。
美希をずっと見て来たなら尚更。
いつも隣で笑うあの男の存在は気付いてたんだろう。
翔ちゃんの顔を見て、ちょっとイジメ過ぎたかなーと、少し反省した。
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「高橋さん、お疲れ様。」
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長い廊下の先で、翔ちゃんが美希に初めて声をかけた。
トイレから出てたまたま見かけた二人。
翔ちゃんのカッコつけた表情に、思わず噴き出して柱の陰に隠れた俺。
こちらに向かって歩いて来てる翔ちゃんをチラリと覗く。
手で口を覆い、ニヤケを頑張って隠してんだけど、垂れた眉が嬉しいって叫んでるし。
一言声かけただけじゃん(笑)
乙女かよ!
と、あとで爆笑しながら突っ込んでやると、思いっきり頭、はたかれた。
だけどその後、ニヤニヤしながらあーだったこーだったと、聞きたくもねぇ話を延々された。
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