イイコでしょ?

「じゃあ二人共おやすみ~☆」






パタリ。






ご機嫌で手を振るお父さんを苦笑しながら見送る。





はぁ…とりあえず今日は無事に…






大きくため息を吐いていると、






スタスタ…





「えっ?!あれっ?!なっ成瀬さん??」






「なんだ?」






「そこ私の部屋…」






「布団はここしかねぇだろ。俺にソファーで寝ろって言うのか?」






「それは…そうなんですけど…」






布団…一個しかないのに。



あんな狭いのに二人で寝るって言うの?



ええぇぇぇーっ!



どうしよう…






いろんな想像をしてモジモジしていると、






「うるせぇよ、スケベ」






「うるせーって私何もっ!てかスススススケベって」






「顔に全部出てんだよ。バーカ」






ニヤリ、と口角を上げて笑うと、真っ赤な顔をした私を置いてサッサと部屋へ入ってしまった。






こ…怖い。



どうしよう。



隣でお父さん寝てるし何もないとは思うけど…



ってか何考えてんの私っ!!



これじゃほんとにスケベ…



でもでも成瀬さんには前科が…



好きじゃなくてもそういう事出来ちゃう人なんだ。






部屋の前で行ったり来たり。





喉が乾いたわけじゃないのに水を飲みに行ったり。





パソコン開いて無意味に誰かのブログ覗いたり。





深夜のバラエティを心配顔で見たり…





とにかく先に寝てしまうのを待とうと思って、ソワソワしながら時間を過ごした。