イイコでしょ?

結局、一泊する羽目になったお父さんは、今私の目の前で、仲良く成瀬さんとテレビを見ている。





成瀬さんかなり気使ってんじゃないかな…





もうお父さんったら馴れ馴れしいにも程があるよ。





爆笑しながら成瀬さんの肩をバシン!と叩いたお父さんを見て、愕然とした。





仮にもあの大企業の副社長なんだよ!!





もうどーにでもなれ、と、そっとお風呂へ向かった。
















Tシャツ短パンに着替えたお父さんを見て、泊まる気満々だった事を知る。





着替えなんか用意しちゃって…





お母さん、何時もの事だし心配はしてないのかも知れないけど…




大丈夫かな。






「お父さん、今日は僕のベッド使って下さい。まだ引っ越して浅いんで、客人用の布団がないんです。申し訳ないんですがいいですかね?」






成瀬さんが、歯磨き中のお父さんにそう言ったのを、私はキッチンから見ていた。






「いや、それは全然いいけど…僕のって事は別々のベッドなの?新婚なのにそりゃダメだろ~。」






マズイと思い、慌ててフォローに入る。






「あのほらっ!成瀬さん忙しいからさ、家でもお仕事するから私が居たら邪魔になっちゃうんだよっ!」






「それにしても別々ってなぁ…とーちゃんもかーちゃんも早く孫の顔が見た…」






「きゃーーっ!!ななななななにいってんのかなぁ!!もういいから早く寝て!!」






でもなぁ、と、まだまだ渋るお父さんの背中を素早く洗面所へ押し込んでやった。









何言い出すのよ…お父さん…