と、気合い入れてみたはいいものの…
電車を乗り継ぎ、休日賑わう表参道をブラリ歩く。
オシャレスポット…あんまり来た事なかったからな。
人いっぱいで怖いし…
ハムスターのように体を縮ませて、人並みをすり抜ける。
すれ違うカップルを羨んで見ながら、表参道ヒルズへと足を踏み入れた。
・
・
・
三時間タップリ歩いて、結局何も買わなかった。
成瀬さんの服の好みも知らないから、どれが正解なのか…
悩みすぎて店員さんすごい困ってたな。
重い足取りは、このスーパーの袋のせいでもある。
三時間も表参道ヒルズを歩いたおかげで、夕飯を作る時間がなくなって、近所で買ってきたのはカレーのルウ。
ほんと情けない。
全部が空回りすぎて笑える。
トボトボとマンションの廊下を歩き、部屋の鍵を開けドアを開く。
あれ?なんか人の気配が…
玄関には成瀬さんの綺麗な革靴と一緒に、乱雑に置かれた薄汚れたスニーカーが…
ってコレまさか…
「おぉ~!おかえり美希~!」
廊下をバタバタとやって来たのは、
「お父さん?!」
・
・
・
「いやぁ~、なんかね、かーちゃんがすんごいプリプリしちゃってさぁ~。」
100万はする黒の牛革のソファーにデカデカと座る、ウチのお父さん。
ビールっ腹が更に目立って、シャツのボタンが軽く悲鳴を上げている。
そんなお父さんをカウンターから横目でジロリと睨んだ。
「何で突然来るのよ!てかまたお母さんと喧嘩したの?こんなとこまで押しかけて来ないで!」
「まぁまぁそうカリカリすんなって~。かーちゃんみたいだぞっ♪ねぇ翔くん!」
「そうですね」
大きなスツールに脚を組んで座ってコーヒーを飲みながら、私を見て口角を上げる成瀬さん。
まさかお父さんが来るなんて…
女子力上げてる場合じゃなかった。
一ミリも上がってないけど(泣)
唇を尖らせながらキッチンに入り、とてつもなくフツーのカレーを作る支度を始めた。
・
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電車を乗り継ぎ、休日賑わう表参道をブラリ歩く。
オシャレスポット…あんまり来た事なかったからな。
人いっぱいで怖いし…
ハムスターのように体を縮ませて、人並みをすり抜ける。
すれ違うカップルを羨んで見ながら、表参道ヒルズへと足を踏み入れた。
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三時間タップリ歩いて、結局何も買わなかった。
成瀬さんの服の好みも知らないから、どれが正解なのか…
悩みすぎて店員さんすごい困ってたな。
重い足取りは、このスーパーの袋のせいでもある。
三時間も表参道ヒルズを歩いたおかげで、夕飯を作る時間がなくなって、近所で買ってきたのはカレーのルウ。
ほんと情けない。
全部が空回りすぎて笑える。
トボトボとマンションの廊下を歩き、部屋の鍵を開けドアを開く。
あれ?なんか人の気配が…
玄関には成瀬さんの綺麗な革靴と一緒に、乱雑に置かれた薄汚れたスニーカーが…
ってコレまさか…
「おぉ~!おかえり美希~!」
廊下をバタバタとやって来たのは、
「お父さん?!」
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「いやぁ~、なんかね、かーちゃんがすんごいプリプリしちゃってさぁ~。」
100万はする黒の牛革のソファーにデカデカと座る、ウチのお父さん。
ビールっ腹が更に目立って、シャツのボタンが軽く悲鳴を上げている。
そんなお父さんをカウンターから横目でジロリと睨んだ。
「何で突然来るのよ!てかまたお母さんと喧嘩したの?こんなとこまで押しかけて来ないで!」
「まぁまぁそうカリカリすんなって~。かーちゃんみたいだぞっ♪ねぇ翔くん!」
「そうですね」
大きなスツールに脚を組んで座ってコーヒーを飲みながら、私を見て口角を上げる成瀬さん。
まさかお父さんが来るなんて…
女子力上げてる場合じゃなかった。
一ミリも上がってないけど(泣)
唇を尖らせながらキッチンに入り、とてつもなくフツーのカレーを作る支度を始めた。
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