イイコでしょ?

・Kazu side










「俺もだよ。」





空は雲一つなく、青がずっと続いてて、俺の目に映る美希は綺麗な髪を靡かせ可愛いく目を丸める。





そんな驚いちゃうんだ。





まぁ無理もねぇか。





あの頃の俺は、自分を誤魔化して生きてたからな。

















美希が高校へ入ってぐらいから。






それまでずっと子ども扱いしていた美希が、急に大人びて見えて…





俺はどう接していいか戸惑い始めた。





遠慮がちに染まった茶色い髪。





制服のスカートから伸びた白くて長い脚。





ぷっくりと膨らんだ唇にはピンクのグロスが誘う。





妹みたいな存在だったのに。





俺の中で、美希が一人の女性になっていく。





「カズにぃ!」





その唇で名前を呼ばれると、俺はどうしようもなく胸が苦しくなった。





頼むからやめてくれ。





そんな瞳で俺を見つめるのは。





その柔らかな手で俺の身体を触らないでくれ。





その甘い声で俺を惑わすなよ。





美希を女性と認めた瞬間、俺はきっと…





美希を求めてしまう。