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「可愛いかったなぁ~あん時の美希は。」
緩く笑って煙を吐いたカズにぃが、昔とは違ってとても大人に見えて少しドキッとした。
相変わらず整った顔に気を取られていると、不意にこちらを向いたカズにぃと視線がぶつかった。
ハッとして思わず目が泳いでしまう。
「なに?見惚れてた?」
「んなワケないじゃん、なに?今度は自惚れ王子だ(笑)」
自分の意識とは無関係に顔が熱くなって真っ赤になってるのが分かる。
だから見られないように立ち上がって、なるべく自然にフェンスまで歩いた。
何で顔赤いのよ。
カズにぃの事はとっくの昔に終わってるはずだし…今はもう成瀬さんと結婚して幸せ…
幸せ…?
私、幸せなの?
確かに成瀬さんの事は、好き。
だけどそれは一方通行で…
結婚してるのに一方通行の恋なんて…なんか惨め。
「じゃああの頃の俺も、自惚れ王子だったかな?」
フェンスを背にしたカズにぃがそう言って私を見る。
あの頃?
「あの頃って?」
「昔美希は俺を好きなんだと思ってた。」
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「可愛いかったなぁ~あん時の美希は。」
緩く笑って煙を吐いたカズにぃが、昔とは違ってとても大人に見えて少しドキッとした。
相変わらず整った顔に気を取られていると、不意にこちらを向いたカズにぃと視線がぶつかった。
ハッとして思わず目が泳いでしまう。
「なに?見惚れてた?」
「んなワケないじゃん、なに?今度は自惚れ王子だ(笑)」
自分の意識とは無関係に顔が熱くなって真っ赤になってるのが分かる。
だから見られないように立ち上がって、なるべく自然にフェンスまで歩いた。
何で顔赤いのよ。
カズにぃの事はとっくの昔に終わってるはずだし…今はもう成瀬さんと結婚して幸せ…
幸せ…?
私、幸せなの?
確かに成瀬さんの事は、好き。
だけどそれは一方通行で…
結婚してるのに一方通行の恋なんて…なんか惨め。
「じゃああの頃の俺も、自惚れ王子だったかな?」
フェンスを背にしたカズにぃがそう言って私を見る。
あの頃?
「あの頃って?」
「昔美希は俺を好きなんだと思ってた。」
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