イイコでしょ?

カズにぃの部署はシステム部。




社内の情報システムの面倒を一手に引き受けている部署。




私が働くマーケティング部と同じ階にあるけど、部署が違うとやっぱり中々会わない。





中々会わないけど、噂は直ぐに耳に入る。

















「カズにぃすんごい評判だよ?システム部にチョーかっこいい人がNY支店から来たって!!」





「あぁーやっぱり?俺王子だからなぁ~。参ったよ。」





屋上で青空の下で食べるおにぎりは格別美味しくて、隣に座ってタバコを吸ってるカズにぃにも分けてあげたいくらい。





「うわ~調子ノリノリ王子だね。ムカつく!!」





カズにぃはブッと噴き出すように笑って、缶コーヒーを啜った。





「言っとくけどなぁ、王子って最初に言い出したの美希だからな。」





「何それー!私そんな事言ってない!」





はぁ?と、呆れたように声を漏らしては、私の肩をバシッと叩いた。





「言っただろうが~、美希が中学生くらいの時に、カズにぃは私の王子様なんだっつって。」





「えぇ!!中学生でその発言って…めっちゃイタイね(笑)」





その頃の自分を思い浮かべると、イタ過ぎて恥ずかしい。




そんな事言ってたなんて…




しかもカズにぃの方が覚えてるとか。