イイコでしょ?

「俺は生クリームと苺が乗ってる方が好きだ。」






そう偉そうに言いながら、私が作ったホットケーキをナイフとフォークで綺麗に食べる成瀬さん。






「じゃあ無理して食べなくて結構です!」






「食べ物を粗末にする趣味はねぇよ。」






仕方ない感が半端ないんですけど…





唇を尖らせながらジッと見つめて、途中で思い出す。





またエステ予約入れられる!





スッと澄まし顔に戻して、着替えようと立ち上がる。





ガサ…





部屋へ戻る途中、足に何かがぶつかって、足元に視線を落とした。





見るとコンビニの袋がポツリと置いてあるのに気付いた。





そっと袋の中身を覗いて見ると、サンドイッチやヨーグルト…





全てが二人分。





もしかして朝食買いに行ってくれてた?私の分も?





振り返るとホットケーキを頬張る成瀬さんと、バッチリ目が合った。





「言っとくけどそれ、全部俺の分だからな。」





ウソだ!素直じゃない!




と、頭で思いながら、






「ふーん。」






「なんだその目は。」






「別に?」






心が少しあったかくなって、緩んだ顔で言い返すと、変な顔、とクスクス笑われた。